預金保険のペイオフとは?

預金保険のペイオフとは?

預金保険のペイオフというのは、
預金者に対する
預金保険金の支払いのことをいいます。

 

具体的には、金融機関の破綻に対応した
預金保険制度における措置の1つで、

 

破綻金融機関を閉鎖し、
預金者に対して「法定限度内の元本」について
預金保険金を支払うことです。

ペイオフの範囲は?

ペイオフでは、
預金の元本や利息の
全額が保護されるわけではありませんので、
一定額までしか預金者には払戻されません。

ペイオフの変更と延期

ペイオフは、2001年4月に解禁予定だったのですが、
2000年5月に改正預金保険法が可決され、
解禁の1年延期など内容が変更されました。

 

この変更によって、2002年4月以降、
定期預金、金融債などは、元本1,000万円とその利息を
保護されるにとどまりました。

 

また、外貨預金や譲渡性預金は
保護の対象外となりました。

 

そして、普通預金、当座預金は
特別措置として2003年3月末まで全額保護され、

 

それ以降は定期預金などと合わせて
全預金で元本1,000万円までと
その利息が保護されることになっていました。

 

しかしながら、2002年10月に、
政府の経済財政諮問会議において、
不良債権処理の加速に伴う
金融システムの混乱などを防ぐため、

 

一定期間の延期が必要との判断のもと、
2003年4月に予定されていたペイオフ解禁を、
2005年4月まで延期することが決定されました。

 

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