共同債権買取機構とは?/共同媒介とは?

共同債権買取機構とは?

共同債権買取機構というのは、
金融機関の不良債権を処理するために、
金融機関から不動産担保付き債権を買い取る株式会社です。

 

共同債権買取機構は、
平成5年に都市銀行、地方銀行、信託銀行など
162の金融機関の共同出資によって設立されました。

共同債権買取機構の仕組みは?

共同債権買取機構の仕組みというのは、
出資金融機関が持ち込んだ
不動産担保付き不良債権の購入価格を決め、

 

その金融機関の融資で債権を買い取って、
第三者に売却するというものです。

 

ちなみに、購入価格は、
不動産鑑定士による鑑定を経て
価格判定委員会で決定されます。

 

なお、不動産担保付き不良債権の購入価格は、
通常債権額よりも低くなりますので、
金融機関に売却損が生じることになります。

 

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共同媒介とは?

共同媒介というのは、2以上の宅建業者が、
一件の不動産取引を媒介することです。

 

共同媒介は、計画的、偶発的、協力的、
競合的であるかどうかを問わず、
事実結果としての複数業者媒介のことをいいます。

 

ちなみに、転じて特定業者が本部企業になり、
他業者が、その本部の代理店または特約店となる
パートナーシップ契約を結び、

 

その取り扱う全取引、または一部取引をこの方式とする、
広域ネットワークに発展した不動産流通システムがありますが、

 

これは、
取引態様では共同媒介であり、
物件情報交換機能では流通機構となります。

不動産フランチャイズは共同媒介?

不動産フランチャイズは、
本部企業がシステム運営を担当し、
ロイヤリティーを収受しますが、

 

これは、
会員業者の媒介には関与しませんので、
共同媒介とは異なります。

 

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